どんな部屋に住みたいか
あなたはどんな部屋に住みたいですか。
リビングが広い部屋、クローゼットが欲しい、洗濯物を干せる場所が欲しい、壁紙は青色。
どのリクエストにも【How/Where】の質問が返ってくると思います。
何平米ぐらいのリビングルームが欲しいですか?クローゼットの広さは、ウォークイン・ウォークスルーなどどういったタイプのクローゼットがいいですか。洗濯物を干せるのはベランダ、室内、洗面室などどういったところを希望されますか?青色は空のような青色、海のような青色?などです。
人によって価値観・思いつくものは異なります、そのため漠然としたリクエストでは私が思い浮かべたイメージと相手が思い浮かべたイメージは異なる可能性が高いです。
あるフルリノベーション会社の口コミが大変悪く、その中で目立ったのが『伝えた内容が施工に反映されていなかった』です。高いお金を払って工事をしていただくものですし、そこにずっと住まなければいけないのにこの結果は残念という一言では済まされません。
リノベーションはプロジェクト
物件探しからリノベーションの打ち合わせ、施工・引渡しまでは数ヶ月のお付き合いです。
お互いに信頼し、思うことは伝えておかないと理解のズレが生じてしまうことでしょう。
そのため、リノベーションのプロジェクトに関しては以下のことが大切だと感じました。
・自分のイメージを確実に相手に伝えること
・迷っている・疑問に思っている・無理かもしれないけれど希望している、こういったことは全て相手に伝えること
どんな部屋に住みたいかをどうやって伝えるか
自分のイメージを確実に伝えるために、私はポートフォリオのようなものを作成しました。
・現在住んでいる場所で気に入っているところ・困っているところ
・新しい家のリクエスト
・各部屋に関して、細かいイメージの共有
現在住んでいる場所で気に入っているところ・困っているところ
今の家で困っていること(例)
- ベランダが狭く、洗濯物を干すのが大変
- キッチンや玄関まで日の光は届かない
- キッチンが狭く炊飯器が置けない(ので無い)、皿はシンク下に
- 左利きなので一部の扉が使いづらい
ここがこうだったらいいのに、という点に繋がります。
新しい家のリクエスト(例)
- 風が入る部屋がいい
- 生活導線がよく、扉の開け閉めが極力少ない
- 色んなところに収納する棚や場所が欲しい
- 食器棚や小さなパントリーが欲しい
- 造作(風)の洗面台
ここの部分はすごく多くなりました笑
できるかどうかは考えず、こうだったらいいなというものを全てリストアップしました。
デザインイメージ(例)
玄関・トイレ・洗面室・寝室・廊下・キッチン・ダイニング・クローゼット、全ての部屋に対してこういったイメージ集を作成しました。このイメージを通して自分の家にどうやって組み込めそうかをリノベ会社と話し合い、新しい家のリクエストをどれぐらい落とし込めるかを打ち合わせして行きます。
イメージに関しては、PinterestやInstagramで検索してこういうのがいいなぁというのを貼っていきました。気づくとテイストがだいたい固まってくるので、どんな部屋にしたいかが明確になってきます。
リノベ会社とは数度デザインに関する打合せを行いましたが、一度目の前にこの資料を共有してスムーズに話を進めることができました。二度目の打ち合わせでは…早速設計図が!!!こちらは次回の記事で書いていきます。