パンのひと

パンが好きでパン屋巡りが趣味、最近は家に関する記録を残しています

設計図・デザインができるまで

秋から大分忙しくなり、更新が途絶えてしまいました…もし参考にされている方がいたら申し訳ありません。そしてお待たせしました!設計図ができる過程と内装の決め方について書いていきます。

 

設計図ができるまで


一般的には恐らくイメージを伝えて、設計士さんが1から作りあげていくのかと思います。
私の場合は、すでにいろいろなサイトを参考にしていたのでこういう図面がいいなというイメージを持っていました。
設計士さんには悪いかなと思ったのですが、図面を作成できる無料アプリを使ってポートフォリオと一緒にいくつか案をお渡ししたという流れです。結果的には、私のイメージと実現できる図面をお渡しした参考図面をもとに作成いただきました。

ポートフォリオについては前の記事をぜひ。

ikyumi.hatenablog.com

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参考図面のひとつ。壁の位置や家具など細かく作れて面白かった。

 

提案図面をお渡しする際に、参考にしたサイトをいくつか紹介します。

  • リノベりす(いろいろなリノベーション会社の情報が一度に見れるサイト、デザインや居住人数・広さなどで絞って調べることができます)

リノベーション事例|リノベりす

  • リノべる(大手リノベーションサイト。サイトを見ると会社の特色が出てくるので、リノベーションをお願いする会社を決める際に気にいるかどうかも参考になりました。)

リノベーション施工事例(中古マンション・戸建て) | リノベる。

  • ゼロリノベーション(こちらも最近よく聞くリノベーションサイト)

リノベーション事例 | ゼロリノベーション

 

このお家素敵だなと思ったらスクリーンショットを撮りためて、ポートフォリオに”こういう部屋が好きです”とまとめました。

床の決め方

床と言ってもいろんな種類の床があります。フローリングも無垢フローリング・複合フローリング(挽板・突板・クロス)という種類があります、詳しくはこちらを参照してください。

フローリング材の種類・デザイン | フローリング総合研究所

木の匂いを感じられる無垢材には大変惹かれたのですが、傷つきやすさとケアが気になりました。家の中でよく物を落とす私は結果的に突板を選択しています。
フローリングの色味は各社微妙に異なるようで、パナソニックと朝日ウッドデックのチェリーを取り寄せたところかなり違いましたね。サンプルを事前に取り寄せて決めることをおすすめします。

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私が特に気になったのは、床の色と壁の色がマッチするかでした。それぞれサンプルを取り寄せてから合わせてみることもできますが、パナソニックはARでイメージをつかめるアプリを出しているのでこちらも使わせてもらいました。

フローリングARアプリ | フローリング(木質床材) | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic

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壁紙を取り寄せてから、床の色味とのバランスをチェックしました

壁紙の決め方

壁紙については、たくさんお気に入りに入れた写真からどういった色味が好きかを絞りました。グリーン・グレーが好きな色なのですが、明るかったり暗かったり色にはたくさんの種類がありますよね。気になったサンプルを取り寄せる場合、個人ではなく通常は会社を通して依頼するようですのでリノベーション会社さんと相談をしてみてください。
取り寄せる前に、自分の家の家具とはマッチするだろうか?という場合は壁紙をARで写せるアプリもおすすめです。

アプリ – WALPA STAFF BLOG

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当時のかなり狭いクローゼットと合わせた壁紙。汚くて恥ずかしい…

当初は赤みがかったチェリーの床と、アクセントクロスにはモスグリーンと暗めのグレーにしようかと思っていたのですが、合わないことに気づいて床の色をウォルナットに変えました。

打ち合わせ回数

ヒアリング、設計図の共有、内装(壁・クロス等)・設備決定までの打ち合わせは会社によって回数制限を設けている場合があります。私がお世話になったところは3回でした。3回ですべて決められるの!???というのが正直なところで、それであればできるだけこちらで準備できるもの(ポートフォリオなど)やイメージを固める作業はやっておこうと思いました。
そのため二度目の打ち合わせでいただいた図面から最終図面まではほとんど変更がなく、棚の追加や収納場所の設置など私のリクエストを大変多く受けていただいたものに生まれ変わりました。(感謝)

打ち合わせの際には電気系統の設定場所やコンセント・スイッチの種類、設置場所も確認されます。どういったライトにしたいか(シーリング、ペンダント、ダクトレールをつけたい等)によっても変わってきますし、一度つけると変えられないと思い慎重に決めました。
インスタグラムでコンセントを付けて便利だった箇所としては、ルンバ用に足元だったりテーブル上でホットプレートや充電器を使用する方はキッチンの腰壁煮つけている方もいましたね。自分の生活志向や持っている家電・購入予定の家電(ルンバ、クリスマスツリー、加湿器、スタンディングライト等)も踏まえて決めることをお勧めします。
私がこだわったのは、グレーの壁紙にはグレー・ブラックのコンセント・スイッチを使うことでした、白の場合悪目立ちしてしまうのでここは絶対譲れないポイントでした。

 

かなり端折り気味の記事になりましたが、こちらが設計図・デザインができるまでの私個人の体験談です。最初の打ち合わせからは1.5ヶ月ほどで決定されました。入居を急いでいなかったのでかなり時間をとって検討させてもらった方かと思います。

この後解体工事、木工事と進んでいきます。次の記事が最後かな、また気が向いた時に書きますね。お楽しみに!

どんな部屋に住みたいか

あなたはどんな部屋に住みたいですか。

リビングが広い部屋、クローゼットが欲しい、洗濯物を干せる場所が欲しい、壁紙は青色。
どのリクエストにも【How/Where】の質問が返ってくると思います。
何平米ぐらいのリビングルームが欲しいですか?クローゼットの広さは、ウォークイン・ウォークスルーなどどういったタイプのクローゼットがいいですか。洗濯物を干せるのはベランダ、室内、洗面室などどういったところを希望されますか?青色は空のような青色、海のような青色?などです。

人によって価値観・思いつくものは異なります、そのため漠然としたリクエストでは私が思い浮かべたイメージと相手が思い浮かべたイメージは異なる可能性が高いです。

あるフルリノベーション会社の口コミが大変悪く、その中で目立ったのが『伝えた内容が施工に反映されていなかった』です。高いお金を払って工事をしていただくものですし、そこにずっと住まなければいけないのにこの結果は残念という一言では済まされません。

リノベーションはプロジェクト

物件探しからリノベーションの打ち合わせ、施工・引渡しまでは数ヶ月のお付き合いです。
お互いに信頼し、思うことは伝えておかないと理解のズレが生じてしまうことでしょう。

そのため、リノベーションのプロジェクトに関しては以下のことが大切だと感じました。
・自分のイメージを確実に相手に伝えること
・迷っている・疑問に思っている・無理かもしれないけれど希望している、こういったことは全て相手に伝えること

どんな部屋に住みたいかをどうやって伝えるか

自分のイメージを確実に伝えるために、私はポートフォリオのようなものを作成しました。
 ・現在住んでいる場所で気に入っているところ・困っているところ

・新しい家のリクエス

・各部屋に関して、細かいイメージの共有

現在住んでいる場所で気に入っているところ・困っているところ

今の家で困っていること(例)

  • ベランダが狭く、洗濯物を干すのが大変
  • キッチンや玄関まで日の光は届かない
  • キッチンが狭く炊飯器が置けない(ので無い)、皿はシンク下に
  • 左利きなので一部の扉が使いづらい

ここがこうだったらいいのに、という点に繋がります。

新しい家のリクエスト(例)

  • 風が入る部屋がいい
  • 生活導線がよく、扉の開け閉めが極力少ない
  • 色んなところに収納する棚や場所が欲しい
  • 食器棚や小さなパントリーが欲しい
  • 造作(風)の洗面台

ここの部分はすごく多くなりました笑
できるかどうかは考えず、こうだったらいいなというものを全てリストアップしました。

 デザインイメージ(例)

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キッチンのイメージ

玄関・トイレ・洗面室・寝室・廊下・キッチン・ダイニング・クローゼット、全ての部屋に対してこういったイメージ集を作成しました。このイメージを通して自分の家にどうやって組み込めそうかをリノベ会社と話し合い、新しい家のリクエストをどれぐらい落とし込めるかを打ち合わせして行きます。

イメージに関しては、PinterestInstagramで検索してこういうのがいいなぁというのを貼っていきました。気づくとテイストがだいたい固まってくるので、どんな部屋にしたいかが明確になってきます。

リノベ会社とは数度デザインに関する打合せを行いましたが、一度目の前にこの資料を共有してスムーズに話を進めることができました。二度目の打ち合わせでは…早速設計図が!!!こちらは次回の記事で書いていきます。

 

いよいよ契約、そして住宅ローンの申し込み

購入意思を伝えたところ、売主の方から良いお返事をいただけため住宅ローンの仮審査をすることに。

審査の結果は1週間もすれば出るとのことで売買契約も1週間後に…早い笑
契約時点では仮審査が通っていれば問題ないとのことだったため、3社申し込みました。
1社は一番目に見た物件の際に行った仮審査では問題なかったのですが、今回については満額融資のお返事がいただけませんでした。担当者通してないからかな?2社は融資OKのお返事が出たので売買契約には無事進めることに!

 

住宅ローンを契約する金融機関の決め方

金利の種類

変動金利市場の金利情勢などの変化に伴なって金利が変動するタイプ。返済する金額の利息が変動、6ヶ月ごとの金利見直しが入る(適用がない金融機関もあります)。固定金利よりも低い設定がされているが、金利情勢によって金利が上がることも考えられるので検討。
固定金利:一定期間金利が固定されるタイプ。返済する年数分ずっと固定のタイプや、設定した期間のみなど金融機関によって商品が異なる。


金利だけで金融機関を決めてはいけない


住宅ローンの申し込み時には手数料がかかる、融資額の2.16%などパーセンテージ設定の金融機関や固定手数料を設けているところもある。総合的にいくら上乗せされるかを考えたかった私は、
(住宅購入代金X利率)+手数料で検討をしました。

売買契約までに用意をしておくもの

売買契約を行う際に、支払いが出来ることを証明する審査結果の他に必要なものがあります。

火災保険

自分が所有者になる日付から原則加入している必要があります、住宅ローンの融資条件にも入っています。私のケースは引き渡しが先の日付だったため、契約時には必要ありませんでしたが、火災保険はネットですぐに加入できるものではなく紙の申込書を使うところがほとんど。その点も考慮して売買契約日時を考える必要があります。

実印

実店舗で申し込み・購入するか、ネットで注文できます。契約時の2−3日前まですっかり忘れていて急いで届けてくれるところを探して購入しました。住宅購入時は必ず必要なものですので、早めに購入されておくことをお勧めします。

諸費用

購入物件価格の10%程用意するとよいそうです、不動産仲介手数料、登記簿登録、不動産所得税などの支払いに使用します。こちらは契約時に必要なため現金で当日手持ちです…ドキドキしますね。。(要所要所で支払いが必要なケースや司法書士事務所へは振込などケースバイケース)

収入印紙

印紙税法によって定められている課税文書に対して課税される税金、住宅購入代金によって変わるが最大でも10万円。

 

準備を整えて、いよいよ契約です!
売主・買主・売主さん側の仲介不動産・フルリノベ担当者で集まり、契約手続きです。
たくさんの書類を読みこみ、捺印・署名を行うこと1.5時間ほどかかりました…!頭使って疲れてしまったので帰りに担当者さんとフラペチーノを飲みました笑

無事契約が住んで、これから少しずつですがリノベーションの準備です、楽しいパート。

2社目との内見

D社との内見は、オンライン面談をした翌週に早速手配されて気になっていた物件を見に行くことに。

面談ではあまり聞かれなかった予算や居住人数、どういう部屋を希望するかを内見しながらヒアリングされました。居住中のマンションもあったのですが内見の手配がスムーズ(居住中の場合は先方とのスケジュールのやり取りが行ったり来たりになるので時間が掛かりがち)だったので2件を同日・流れで見ることができてとても助かった。

私にとっては4件目となる今回の一件目、居住中の住宅にお邪魔をするの初めて。あまり細部を見ることができなかったのだが広さ・風通し・間取りは申し分なかった、しかし希望条件:オートロック、なければ防犯カメラが設置してあるではなかった。
古いマンションだが耐震診断をしていて住宅ローン控除の対象であることは魅力的だったが、防犯カメラもないのでセキュリティ上不安が残り保留をすることに。

5件目(D社との2件目)、こちらは希望している広さよりもだいぶ広いマンション。そのため購入することはないと思いながら、内見の感覚をつかむために見に行って見ましょうとのことでお願いすることにした。
実は内見前日に連絡があり、現金一括購入で購入希望を出された方が出てきたそうで。値引きを申し出られていたのでこの場合は私が提示金額で購入すれば購入権利が移ります…とのことでした。
とりあえず見た感想としてはやはり広すぎた笑 70平米近くあったんですよね、採光面がベランダしかなかったので玄関近くが真っ暗なのも好きになれず内見をして終わることにしました。

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担当者に悪い感じを受けなかったので、引き続き条件に合いそうな物件を探してもらいました。

6件目(D社との3件目)、駅から15分くらい離れているが日当たりがとっても良いマンションを内見。こちらはルーフバルコニーがついていて、かなり明るい部屋でした。ただし予算がかなりオーバーしていたのでこちらも値引きしてくれない限り難しいとは思いつつ内見をしてきました。
このマンションはご家族で住まれていたのかかなり残置物があったのと、いたるところに虫除けが置かれていたのがすっごく気になった。これは出るからおいてあるの?それとも住まれている方が苦手だから予防で置いていたの?どちらにしても、虫が苦手な私はその点がかなり引っかかってこちらは見送り。

7件目(D社との4件目)、こちらは条件:部屋の広さは登記簿面積50平米以上以外は全て満たしていた。実は見に行く前からかなり気に入っていて、もしかしたここにするかもしれないですとD社には伝えていた。なぜ広さにこだわっていたかと言うと、住宅ローン控除の対象が登記簿面積50平米以上だったからだ。そして私が物件探しをしていたときに、対象が登記簿面積40平米以上に下がったことを知りおそらく問題ないだろうとは思っていた。

内見前にD社がいろいろ調べてくれてわかったのが、残念ながらこちらの物件は住宅ローン控除の対象外ということだった。登記簿面積40平米以上の場合は追加条件として消費税10%で購入をした時のみ対象になるということで中古住宅の個人間売買の際は対象にならないということだった。

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これは調べても全然出てこなかったのでとても助かる情報だった、気になっている方がいたらこちらのサイトなど参考になるかもしれません。
住宅ローン控除以外にも不動産取得税や住まい給付金などの優遇措置があったのですが、こちらは登記簿面積50平米以上だったので全て対象外ということに。。まぁ部屋が広くなればリノベーションの費用も上がってしまうということを考えれば、一番に優先することではなく対象だったらラッキーぐらいに思っていたので仕方ないという考えに至りました。

www.sumai-fun.com

ということで内見へ。ここは良かったです、うん、見た時に住むイメージがついてここにしようってすぐに思えました。事前にかなり気に入っていることを伝えていたので、内見後にカフェで購入希望の書類を記入して住宅ローンの仮審査をどこに・いくらで申し込むかを話してD社とはお別れ。A社とのやり取りでストレスを感じていた数ヶ月がなかったかのように、とんとん拍子にD社との契約が進んでいって一安心!

さて、これからのお話はいよいよ住宅ローンの申し込みや住宅購入の申し込みです。


どこのリノベーション会社にするか③

どこのリノベーション会社にするか、を引続き。

マンションのリノベーションってどこにお願いするの?会社はどうやって決めればいい?
全くわからないまま紹介されたリノベ会社Aと契約をしようとしていたわたし。
自分が住みたい家のイメージができてきて、それを実現してくれる会社を探すのはとても大変でした。

”リノベーション”と検索をかけると、多くの会社が検索結果に表示されます。
大手も中小企業もメリット・デメリットがあるなかで、どうやって見極めるのか。徹底的に利用者のブログや口コミを読み漁りました。

そもそもリノベーションとは?リフォームとなにが違うの?
リフォーム:古くなった設備を回復させるために表面的に修復をすること、悪い状態を修復して新築の様に新しく作り変えること。
床・壁紙の張り替えや外壁の塗装、バスタブの変更など
リノベーション:表面だけではなく内面も工事を伴うもの。間取りの変更や配管交換などをして、新築の状態+それ以上の価値をつけられるもの。

リノベーションについて調べているときに、ワンストップリノベーションというビジネスがあることを知りました。住宅の内見・購入の手続きから部屋の間取り・デザイン、施工、アフターサービスを全て一つの会社で請け負うというものです。
ひとつひとつ専門の会社にお願いをする方が安くなることもあるようですが、各ポイントでの連携が取りやすいことと自分で手続きをすることの手間を考えると私はワンストップリノベーションサービスを行っている会社にお願いしようと考えました。

合計でワンストップリノベーションを提供している4社にヒアリングを行いました。
A社については別途書き記した記事を参照いただければと思いますが、こちらはあまり実績がないのかほとんど口コミがなかったです。対応された内容について最初は不満がなかったのですが他社と比べると誠意がないと感じるように。実際最後の内見から連絡が途絶えて未だに何も連絡がありません…。

A社と比較した会社
B社:大手リノベーション会社、全国にフランチャイズ展開もしている
リノベーションと検索すると必ずヒットする会社で、定期的にセミナーをやっているので行ってみました。A社とまだやりとりがあった時だったのですが、担当者がとても話しやすい方でこちらにお願いしようかなーとかなり悩みました。高い買い物・長いプロジェクトなので『担当者との相性・頼れる担当者か』というのはかなり重要なんですよね。
ただしこの会社は大手で実績もたくさんあって口コミもかなり出てきたんですが、施工に関してかなり悪い評価が目に付いていて。良い評価も見受けられたんですが、自分のイメージ通りに施行されなかった方や施工が雑だという口コミはとても気になり…よく調べてみると、こちらの会社はワンストップリノベーションをうたいながらも実は施工については委託されていることがわかりました。
うーーんこれではメッセージの伝搬ミスや施工に対する真摯な態度が見えない気がすると思い、B社についてはヒアリングのみで終えました。

C社:中小規模、ただ事例の紹介やリノベーションに関する情報提供の量がとてつもなく多くとても良い(頼れるかな?という)イメージを持った
リノベーションの知識をつけるためにウェブサイトをかなり読み込ませてもらいました。業界に関する知識が広く深く、少人数の会社で自分たちが目指すビジネスを突き詰めていく会社という印象。ここで働いたら面白いだろうなって思いました笑
例に漏れず施工をした方々の口コミを読み漁ってみると、こちらも施工イメージとのズレや当初の説明と違う点が多い(ウェブサイトの情報・担当者の話との乖離)というものが見受けられました。あとひとつ気になったのは、『会社が人を選んでいる態度である』というもの。
会社側が請け負う仕事を選ぶ権利もあるとは思ったので、とりあえず話だけは聞いてみることにしました。
担当者にはオンラインでヒアリングをしてもらいました。2時間ほど話しましたが一貫して、うちはお客様を選びますよというのがヒシヒシと感じられました。数ヶ月もやり取りをするプロジェクト、金額も金額なのでお互いに信頼がないとできませんよねというのは理解できたのですが、それであればこちらも信頼できる・自分の要望を臆さず話せる人を選びたい。
と感じたのでこちらも先に進むことはありませんでした。物件を探す段階から事前金が必要で、気にいる案件がなくても返金されることがないというのも引っかかりましたね。

D社:リノベーションに関しては比較的新しい会社
ここは口コミが全然出てこなかったです。新築建物の建築会社としては長い歴史があり実績もあるようなので信頼はできるだろう、ぐらい。施工に関しての実績はたくさんありそうだったのでまずは担当者と話してみようと問い合わせをすると、すぐに資料を送ってくれたりさっそく週末内見に行きませんか?とかなり仕事の早い担当者でした。
いくつかのリノベーション会社を比較していると話したからか、ヒアリングも簡素。目当ての物件がいくつかあったのでこちらの会社といくつか内見をしてみることにしました。

次回はD社との内見、その続きについて書いていきます。

どこのリノベーション会社にするか②

以前の『どこのリノベーション会社にお願いするか』の続き、と合わせて住宅購入の金額の決め方について書きたいと思います。

ikyumi.hatenablog.com

 

内見3件目のマンションについて、そもそも自分が購入する権利を有しているのかを知るためにリノベーション会社A社経由で金融機関2社・自分で1社に対して仮審査登録をしました。
そのうち2社は仮審査通過の連絡をいただけたのですが、1社(三大メガバンクのひとつ)は勤続年数が短いのでとのことでお断りをされています。
その中の1社からファイナンシャルプランナーを紹介され、自分の収入でいくらであれば支払っていけるのか=いくらのマンションを購入すればいいのかを相談することができました。こちらは記事の後半に記載しておりますのでご興味ありましたらぜひ参照してください。

仮審査が通ったので、次は買付証明書の提出です。
A社から「他にも内見の予約が入っているそうなので、気になっている物件であればまず買付証明書を出しておきましょう。キャンセルもできますので提出後にご検討ください。」と言われ、ではとお願いした私…ここがA社との関係性を決めるきっかけだったのかもしれません。

気にはなっていたものの、どういった家がいいかが分かっていなかった私が内見3件しただけで本当に決めてしまっていいのか?この金額で支払っていけるのか?すごく悩みました。
1週間程度回答までの時間をもらえたので、それまでに私が住みたい家について考えてみることにしました。その結果新しく出した条件がこちらです。

部屋の条件 Version 2
2階以上(できれば3階以上)
北向き以外
オートロック、なければ防犯カメラが設置してある
バス・トイレ別
駅から徒歩10分以内または15分以内
築年数10年以内 →築年数30年以内
今住んでいる街かそこに近いところ
部屋の広さは登記簿面積50平米以上
管理形態は委託
リノベーション費用の概算xxx万円として、マンション購入費用xxxx万円

自分の資産・収入/支払見込みを知る
住宅ローンを組めるのは最長で35年で、その期間内に支払うには月々・年どれぐらい支払いが生じてくるかを知るためには今の資産や収入・支出を把握することが大切です。

主な収入:
給与、投資など

主な支出:

  • 生活費

    光熱費、ガス・水道、家賃、食費など

  • 交通費

    定期代など

  • 通信費

    インターネット契約、携帯

  • サブスクリプション

    NetflixSpotifyなどのストリーミング、オンラインレッスン、ジムなど

  • 保険・貯金
    生命保険、火災保険、定期預金や積立て投資など
  • その他
    衣服、化粧品、雑貨など

把握ができたら、キャッシュフロー表を作成されることをお勧めします。私はスプレッドシートを使用して入力しましたが、調べると作成方法やテンプレートが無料で手に入るので参考にしてみてください。

便利ツールで家計をチェック | 日本FP協会

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ライフイベント(出産、子供の進学など)で発生する大きな出費も予め入れ込みます。
今まで”家賃”として支払っていた住宅費は、マンション購入をすると住宅ローンの返済の他にマンション管理費・長期修繕積立金・固定資産税(年一回)になります。
固定資産税は建物の価値を各自治体が年に一度課税徴収するもので、マンション管理費・長期修繕積立金は月々マンション側に支払います。こちらはマンションによって設定されていますがかねがね合計3万円程度が妥当かと思いますが、管理形態(自主管理または管理委託)や部屋の広さによっても変わってきます。

続きを読む

家を買う権利があるか

中古マンションの購入を検討しはじめる前、2月に訪れた新築マンションのショールーム
近いから行ってみようと足を運んだ場所でマンションの購入についてだいぶ勉強させてもらいました、購入意思があったので結構質問をして教えてもらったのですが、高い買い物なので気になることはなんでも聞いてみましょう!

ikyumi.hatenablog.com

購入の意志が少しでもあるのでしたら、住宅ローンの仮審査に申し込んでみませんか?とショールームの担当者から声をかけてもらいました。まだ購入するか決めていないのに申し込みして大丈夫なんだろうかというところでしたが、説明を受けてその場でお願いすることに。帰宅をしてから購入のスケジュールについて調べ始めました。

 

中古マンション購入の流れ
内見
買付証明書の提出
住宅ローンの仮審査
住宅ローンの本審査、契約
不動産売買契約の締結、引き渡し

買付証明書というのは、主に中古マンションを購入する際に購入意思を売主に伝えるもので、一般的にはこの提出を一番最初にした買主が購入権を得るというものだそう。
複数の申し込みがあった場合にこれが提出されていないと購入権利が全くないことになるそうだが、住宅ローン審査の状況や購入金額を値引せず購入するなどで順位が変わることはあるらしい。(不動産会社による)

新築マンション購入時はこの提出がなくすぐに住宅ローンの仮審査、つまり買主が住宅ローンを組めるか・支払い見込みがあるかを銀行が判断をする手続きに入る。しっかり働いてきたし問題ないでしょう、と思っていた私はここで驚愕の事実を突きつけられたのです。

こちらは住宅ローン融資を行うにあたり、金融機関が考慮する項目を挙げたもの。
思わぬ壁となった項目がひとつあった、そう、勤続年数である。私は何度か転職をしているので、ショールームの担当者からこの項目でふるいにかけられてしまうかもしれませんと教えてもらったのでした。

調べていて分かったのですが、勤続年数を考慮しない金融機関もある、転職をしていても同じ業界からのキャリアアップや継続的な収入を得ていると証明できれば融資対象となることも。
実際この新築マンション以外にもトータル5金融機関で仮審査の申し込みをしましたが、勤続年数が理由で融資できないと回答があったのは1社だけで他は必要書類(雇用契約書・給与明細・源泉徴収書など)を提出することで対応はしてもらえました。

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住宅ローンの審査基準と落ちる理由は?元銀行員FPがノウハウを徹底解説 | 住まいのお役立ち記事

その他には借入時の年齢や金融機関からすでに借入(ローン)があるか、健康状態など審査項目があるようなので気になる方は事前に知っておいた方が良いと思います。
仮審査をしたら契約をしなければならないか?というとそういうことでもなく、仮審査通過後に本審査(より多くの情報を審査・調査される)が入るのでそこで契約するかどうかで本審査申し込みをすればいいとのことでした。だからと言ってむやみに申し込みは避けた方がいいですが、自分が融資してもらえそうかは事前に分かった方がいいので仮審査時は気になる金融機関を複数申し込みをしたらいいですかね。

自分に返済能力があるか、という話で返済できる金額とはいったい幾らなのか?も結構悩みました。自分でなかなかわかるものではなかったのである方に相談をしました、次回はそのこととリノベーション会社の決め方について続きを書いてみます。